コロナ禍で思う〜バーチャル中に生きているよう!

テレビをつけると、毎日朝から晩まで

コロナ・コロナ・コロナと放送している。

雑誌でも新聞でもインターネットでも

コロナの話題ばかりだ。

一日中、新型コロナウイルスの情報でいっぱいだ。

まるで、どこか地球外生物によって、

地球を侵略されたような気がする。

まず、友達と喫茶店へ行ったり、ランチしたり出来なくなった。

オンラインでなんて、現実感がない。

また、一人暮らしの親にも会いに行けない。

高齢者なので、繋がりは、電話のみだ。

スマホもパソコンも持っていない。

マスクは足りているのだろうか?

消毒液は足りているのだろうか?

コロナウイルスがいる可能性の高いスーパーに

行っているから、心配だ。

それ以上に、自粛で、外部との関わりがなくなったので

身体と精神の衰えが気がかりだ。

ならば、訪問して  人の少ない場所に連れ出すか?

きっと行きたがらないだろう

戦争を体験している世代は、お上の指示は絶対だから。

コロナウイルスが、ことごとく阻害してくる。

ネットでは、さまざまな人が、

応援メッセージを送っているが、

どうしても、ドラマか映画の中としか感じられない。

画面越しだから?それとも、

私のどこかが、侵されているのだろうか?

熱い、熱いメッセージだというのに。(申し訳ない)

新型コロナウイルスが蔓延してきてから

今まで、なんでもないと思っていたことが

本当は、とても必要だったと、気ずくことができた。

人と人との何気ない語らい、肩に触れたり、握手したり。

呼吸や体温を感じる生活。

まるでガラス越しのような生活がいつまで続くのだろうか?

はやく夢のような現実が終わるよう祈ります。

朝、まだひと気の少ない時間に外に出てみると

近所の庭先に、鯉のぼりが元気に泳いでいた。

ああ、もうすぐ端午の節句だ。

そんな季節感すら、どこかに置いてきてしまっていた。

鯉のぼりの滑車のカラカラ回る音が、心地よい。

空は青空だ。目の前をツバメが横切る。

きっと時間が解決してくれる。

なんでもない日常は、必ず帰ってくる!