子宮蓄膿症 老犬闘病記

こんにちは アラシスナースです。

今日は、愛犬の老犬のお話です。

度々嘔吐することがあり

受診しても 胃薬を処方されるだけでした。

薬を飲んでいるにもかかわらず

食欲が徐々に減り

一週間くらいたったころ

歩くのがふらふらで 散歩どころではない

状態となり、

得意なピンポンダッシュもしなくなったのです。

さすがに これは変だと思い

もう一度受診しましたが

熱中症との事

今までも水は飲んでいたが

とにかくもっと水が飲めるよう

あちこちに 水の入った容器を置いておきました。

次に起きた異変は

今まで トイレの失敗をした事がなかったのに

あちこちに 排尿してしまうのです。

初めは、まだ、熱中症が回復してないのだろうと

そればかり気にかけていました。

また、老犬なので 急に老化が進んだのか?

と思っていました。

しかし、やっぱり変だと気付きました。

一回の尿の量が多過ぎるのです。

いままで飼っていた犬達は

たしかに 初めの一回の尿は 多かったが

その後でる尿は たいした量ではありませんでした。

何回も 同じくらいの量が出るのは

おかしいです。

相変わらず、食欲もない。

ひょっとしら 子宮蓄膿症?

末期だと 死んでしまうこともある

恐ろしい病気です。

避妊してないので、可能性大です。

そう思ったら、もうゆっくり構えてられません。

大急ぎで 受診しました。

結果、やっぱり子宮蓄膿症でした。

手術するのが一番だが

なにせ老犬です。

しかも、心疾患もあり しばらくご飯を少ししかたべてないので

できるだけ手術は避けたいとの事

(前に受診した時 気づいてくれたらよかったのに

誤診だったんじゃない?と言いたいぐらいだった)

幸運にも 開放性だから内服のみでいけるだろうとの事

(子宮蓄膿症には、開放性と閉塞性があり

開放性だと 子宮から膿を出す事ーそもそも子宮蓄膿症は

子宮に細菌が入り 子宮内で炎症を起こし

膿がたまってしまう病気ですーができるので

うまくいけば 手術しなくても

治ります。ただし、子宮がある限り

再発の危険はあります。)

薬を飲んだ次の日から

膿がたっぷり出てきました。

ちょうど黄色っぽい鼻水にピンクのインクを

垂らした色でした。

膿ですから 臭いはかなり強烈です。

何度も 愛犬の陰部を拭いてやるが

キリがないです。

二日程たったころ、食欲は徐々にに出てきました。

食欲がそそるよう

ドライフードをふやかし

ヤギミルクを香りづけにトッピングしたものを

ガツガツではないが

食べるようになりました。

十日たったころには

いつもどおりの量を食べることができました。

再診したところ

まだ 排膿があるので

抗生剤の内服は続けることと言われました。

まずは、峠は越えたので一安心ですが

油断は禁物です。

薬がなくなったころ

また 診察です。

完治しているといいのだが。

また元気になって

散歩に行きましょう。

避妊してない雌犬を飼っている方は

犬が中年期過ぎたら

子宮蓄膿症の事を 念頭に入れて置いて下さいね。

早期発見が 一番です。

では、犬のお尻を綺麗にして

ごきげんよう