非常事態宣言の解除ーなのにスッキリしないなぜ?

ようやく非常事態宣言が解除された。

これでいつも通りの生活に戻れると思ったが

なんだかスッキリしない。

自粛中は、コロナが終わったら

先ず外出しようと思っていた。

でも、そんな気は全くしない。

またカルチャースクールに通得るようになったが

面倒くさくなってしまった。

精神科医が言うには、これを

[荷下ろしうつ]

と言うのだそうだ。

急激な環境変化が、原因との事。

思えば、自粛中は  テンションが上がっていた。

回りの人々は、毎日テレビを見ては

コロナの感染者は今日は何人と

合言葉の様に言っていた。

マスクがない、マスクがないと店を飛び回り

挙げ句の果ては、布マスク作りに精を出し

出来映えを競い合っていた。

テイクアウトのお店の情報をいち早くキャチし

英雄の様に語る人もいた。

人目をきにしながらの ちょっとそこまでの外出

お忍び気分を味わうことができた。

たまにはぱーと休みたいと思っていたところに

突然の会社からの自粛休み

給料は減るが、なんとなくうれしい。

(もちろん、長すぎるのは御免です)

まるで、夢の中にいる様な日々だった。

それが、いきなり解除されて現実が見えてきた。

戸惑ってしまった。

自粛でのんびりしていたので、時間に追われる生活が苦痛だ。

プラス  まだどこかにコロナウイルスがいるのでは?

との恐怖との戦い。

マスクだの消毒だの  いちいち面倒だ。

せっかく外出しても、関所を通らねばならない。

しかも、予約しないと入れないところがある始末。

そんなにしてまで行きたくないなあと思う。

仕事だって、朝の検温・消毒・マスク着用が義務づけられている。

コロナの後には別の世界が待っていた。

受け入れるまで、まだ、時間がかかりそうだ。